【ハンターハンター】クラピカと幻影旅団【復讐論】

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今回は復讐論について語ります。

復讐は良いことだ、悪いことだと決めつけるつもりはありませんので、クラピカのする復讐について語っていきたいと思います。

私はクラピカの復讐肯定派です。

というより、その生き方に対し口出しするべきではないと思います。

推測することしかできませんが、自分の家族のみならず一族まで一人残らず虐殺される、そんな目にあったら、当事者であれば、犯人に復讐を決意して当然だと思います。

ハンター試験に受かり、これから雇い主を探すという時点でのクラピカを、仮に全力でやめさせた所で、クラピカがその後の人生に納得できるとは思えません。その前に、絶対に止められないと思いますが。

その復讐心は、ある限り、実行に移さなければ無くならないし、復讐心を抱えたまま、何もできずに生きるのは辛い人生だと思います。

彼の家族ならまだしも、他人が必死で止めていい問題ではない。その家族を全員殺されているのだから、誰か止められるのでしょうか。

復讐は何も生まない、という言葉は、完全に外野からの発言に聞こえて、反感を覚えます。

当の本人は、何か生みたくてやるのではないと思うので、そんな言葉で説得できるはずがないと思うのです。

むしろ、すでに全部失ってしまっている状態で、そこからその犯人を殺すことで、何か得られるなんて思わないでしょう。

でもやらずにはいられない、やり切れない怒りがある。それを抑えて生き続けることがどれだけ辛いか。

相手が幻影旅団であるという事実だけでも、クラピカの復讐を肯定したくなります。

旅団は、平気で関係ない人を、関係ないからという理由でガンガン殺しているから、むしろ旅団は始末した方が、結果的に生きていられる人々が増えると思います。

中途半端に失敗すると、彼らが流星街の住人であるため、かえって被害が増大するかもしれません。

しかし、クラピカの言うように野放しにしてはいけない奴らだし、話の通じる奴らでもない。

旅団の取る行動は、自分たちが最強であるから成り立つ行動であって、自分たちより確実に上の存在が現れたら、どうなるのでしょうか。

おそらく、自分達の強さを信じて疑わず、闘いに挑んで殺されるのだと思います。ヴボーの最後を見ると、潔く殺される可能性は高いです。

自分達より強い存在か、なら諦めるしか仕方がない、というように。

旅団は仲間に手を出されたらキレる。けれど一般人は平気で殺す。彼らの倫理観は独特なものです。仲間意識がどこまでも強くて、とことん排他的。

今ふと排他的という言葉を調べていたら、彼らの出身が流星街であるということと、深い関係がありそうです。

彼らは流星街以外の人々から認められない存在です。だから、その外の存在は認められない、関係ないから、殺せる。のかもしれません。

現在暗黒大陸編で、これまでに緋の目を集めてきたクラピカは、ツェリードニヒの持つ眼を取り返せば、もうほぼ終わりに近いのでしょう。

今のクラピカは、ヨークシン時からだいぶ時間が経ち、旅団を復讐することで何かを失ったというよりは、緋の目を取り返すに辺り相手にしてきたことで何かを失ったと感じているようです。

しかしクラピカが決して失わないもの、それは仲間です。

クラピカは仲間を捨ててまで非情になることはできない人物です。

ヨークシン編でゴンとキルアを人質に取られた時、ゴンとキルアを見殺しにしてでも、クロロを殺すという選択肢もあったのですが、それをできないのがクラピカです。

復讐を実際に行動におこしてみて、はじめてわかった事実。自分はそこまで非情にはなれないということ。それも、やってみなければわからなかったこと。やらずにくすぶっているより、よっぽと良いと思います。

旅団への復讐と緋の目の奪還を同時に行うのは難しく、緋の目の奪還に集中してきたクラピカ。

眼を奪還し終わった時に、何を思うのか。

暗黒大陸へ向かう船の中で、クロロと出会うのが先なのか。これからの見所です。

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